プロが教える!ハンドメイドピアス・イヤリングの梱包方法
ハンドメイド作品が売れたら梱包して発送しますが、梱包方法1つでクレームにもリピートにもつながります。
梱包はショップの信頼性を保つための重要な要素の1つですので、絶対に手を抜けません。
そこで、アクセサリーショップ歴10年のプロがハンドメイドピアス・イヤリングの梱包方法をご紹介します。
無理やり定形郵便で送ろうとしない
梱包方法の前に1つ注意点があります。
それは無理に定形郵便で送ろうとしないことです。
ピアスの場合はピアスポスト(針の部分)だけでも1㎝はありますので定形郵便はまず無理と考えてください。
筆者はハンドメイドではなく、製品のピアスをこれまで多く扱ってきましたが、問屋から届いたピアスの針が曲がっていることがたまにありました。
このような物は不良品として廃棄となるのですが、商品にならない以前に「どうして丁寧に扱ってくれないんだ」「もう少し送料高くてもいいからきちんとした物を送ってほしい」と大変がっかりしました。
ハンドメイド作品は一点物ですよね。
1つひとつ丁寧に作られているはずのハンドメイド作品がそのような扱いで送られてきたらどう思うでしょうか。
ネックレスなど定形郵便で送ることができる商品もありますが、ピアス・イヤリングに関しては定形外、できればクリックポストやネコポスのような追跡がついている配送方法を選択した方が良いです。
用意するもの
それでは梱包に使うものをご紹介します。
・配送用箱または封筒
・ビニール
・プチプチ
・ピアス台紙
・1.5ミリのパンチ(ピアス台紙が手作りの場合、メルカリなどで売っています)
・発泡スチロールまたはスポンジ
・薄葉紙
ピアス台紙を作ります(用意してある人は飛ばしてください)
今回のピアス台紙はセリアに売っているクラフト紙の厚口タイプに家庭用プリンタで印刷しています。
ピアス台紙のデザインのやり方はこちらで紹介していますので、デザインも自分でやってみたい方は参考にしてみてください。
印刷した紙をカットします。
鉛筆などで穴をあけたい場所に印をつけ、1.5ミリのパンチで穴をあけます。
ハンドメイドピアス・イヤリングの梱包方法
それではいよいよ梱包に入っていきます。
①台紙の穴にピアスを通します。
②発泡スチロールまたはスポンジをピアスポストに挿します。
③キャッチを取り付けます。
こうすることでピアスポストが曲がる心配が軽減されます。
また、スポンジを挟むことでピアス台紙に留めたピアスがくるくる回ってしまうことも無くなり、固定されるようになるんですよ。
④薄葉紙で包みます。
⑤ビニール袋に入れます。
⑥必須ではないですが、シールとリボンで簡単に飾ってあげると喜ばれます。
あまりコストもかからないのでおすすめです。
⑦プチプチに包みます。
プチプチに包まないとピアスが破損する原因となりますのでしっかりと包みましょう。
⑧箱か封筒に入れて発送します。
できれば箱に入れて発送した方が安心です。
ちょっとの工夫で顧客満足度はアップする
ハンドメイドピアス・イヤリングの梱包方法をご紹介しました。
ほんのちょっとの工夫で顧客満足度が上がり、クレームを防ぐこともできますので是非取り入れてください。