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「すずらん」モチーフの意味・歴史・由来【ハンドメイド制作で役立つモチーフ・シンボルの意味】

   

春に小さな鈴のような白い花を咲かせるスズランは良い香りを発する可憐な花です。フランスでは5月1日に愛する人にスズランの花を贈るスズランの日があります。5月の誕生かともされ、May Flower(5月の花)、May Lily(5月のユリ)とも呼ばれるすずらんモチーフの意味についてご紹介します。

 

スズランとは

スズランはユリ科スズラン属の多年草で、4月~6月に白い小さな鈴の形をした花を咲かせます。

スズランは日本在来種とドイツ原産のドイツスズランがあります。
日本在来種は主に東北から北海道にかけての高地に自生しています。そのため、北海道を代表する花として知られています。

私たちがお花屋さんで見かけるスズランはドイツ原産のドイツスズランです。日本原産に比べて花が大きく、花の香りが強いのが特徴です。

スズランには毒があり、植物の全てに毒性がありますが、特に花と根に多く毒が含まれています。
口に含むと最悪死に至り、スズランを活けていた水を飲んでも中毒は起こるので要注意です。

スズランの葉は野草の行者ニンニクに似ており、間違ってスズランを食べて中毒が起こる事故も発生しています。

 

スズランの捉えられてきた意味

すずらんは春に咲く鈴の形をした花であることから幸せを呼ぶシンボルとして親しまれており、花の形から「聖母マリアの涙」とたとえられ、結婚式に花嫁に贈る花としても使われてきました。

すずらんは階段状に花をつけることから、ドイツでは「天国への階段」と呼ばれることがあります。

 

フランスでは5月1日はスズランの日

フランスでは5月1日はスズランの日(Jour de muguet)です。
スズランの日には大切な人にスズランの花を贈る習慣があります。

スズランの日が始まったのはシャルル9世の時代です。

1561年5月1日、シャルル9世はスズランの花をプレゼントされました。
シャルル9世はスズランの花が幸運をもたらすという意味を持っていることを知り、宮廷の貴婦人たちにも毎年スズランを贈り始めたことがスズランの日の始まりです。

 

スズランの花言葉

・幸福が訪れる
・幸福の再来
・純潔
・純粋
・繊細
・意識しない美しさ

スズランの香りは「聖なる香り」

 スズランの香りはバラ、ジャスミンと並ぶ3大フローラルノートと呼ばれて親しまれています。

スズランの香りは「聖なる香り」と呼ばれ、好きな人に振り替えると自分に振り向いてくれるというおまじないがあるんだとか。

グリーン系のさわやかな香りで、スズランの香水は多くのブランドから出ています。

特に有名なものがクリスチャン・ディオールの「ディオリッシモ」です。
スズランの花を愛したディオール自らが最後にプロデュースした有名な香水です。

 

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