「タツノオトシゴ」モチーフの意味・歴史・由来【ハンドメイド制作で役立つモチーフ・シンボルの意味】
タツノオトシゴは海の中をゆらゆらと泳ぐ不思議な生物。その姿かたちが可愛いのはもちろんですが、恋愛のシンボルとしても人気があります。以前放映されたテレビ番組では「恋愛成就のシンボル」や「究極のイクメン」などとコメントされ、その注目度が高まっています。そこで、タツノオトシゴのモチーフの意味をご紹介します。
タツノオトシゴとは
タツノオトシゴはこのような形の生物ですが、実は魚の一種です。
トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類されます。
日本では竜を思わせる姿形から「竜の落とし子」と呼ばれています。
英語名は「Seahorse」。
学名がギリシャ語の「Hippos(馬)」「Campos(海の怪物)」が由来となった「Hippocampus(ヒポカンパス)」が由来になっています。
タツノオトシゴモチーフの意味
・恋愛成就
・夫婦円満
・安産
・子宝
・幸福
タツノオトシゴは恋愛成就のシンボル
タツノオトシゴは恋愛成就のシンボルとされています。
理由は雄と雌がペアになるときの行動です。
タツノオトシゴはオスがダンスを踊りながらメスに求愛をします。
メスがOKサインを出すと、お互いの尻尾と絡ませて今度は身体の色を変化させて2匹で求愛ダンスを踊ります。
このダンスは3日も続き、その後メスがオスのお腹に卵を産みつけ、オスが子どもを産みます。
タツノオトシゴのダンスは2匹が抱き合う姿がハート型に見えるので恋愛成就のシンボルと呼ばれるのです。
タツノオトシゴはイクメン
タツノオトシゴはオスがメスから授けられた卵をお腹の中で大切に育てます。
オスのお腹はぽっこりと膨らんでいき、オスが妊娠しているように見えます。
やがてオスは尻尾を海藻に巻きつけて出産をします。
子だくさんなので安産・子宝のシンボルでもある
タツノオトシゴはオスのお腹の中で稚魚を育て、稚魚を出産することから安産のシンボルと考えられてきました。
また、1回に出産する子供の数は種類によっては1000匹以上にも上ることから子宝を象徴するものともなっています。
一生を添い遂げるタツノオトシゴは夫婦円満のシンボル
タツノオトシゴは一度ペアになったカップルはその後もパートナーを変えることなく同じペアで出産を繰り返していきます。
そのため、タツノオトシゴは夫婦円満のシンボルともされています。
ウェディングモチーフとして用いられることが多い
恋愛成就、夫婦円満、子宝のシンボルとなっていることからタツノオトシゴをウェディングアイテムのモチーフとして使うことも良くあります。
縁起の良いモチーフですので、結婚式にも最適です。
ピエールマルコリーニのチョコレートでも有名
人気ショコラティエ「ピエールマルコリーニ」のチョコレートにも「シーホース」が定番チョコレートとして販売されています。
ピエールマルコリーニでは「愛」と「幸せ」の象徴としてシーホースを毎年バレンタインボックスの中にも入れています。