手芸用品店で働いてたいことがきっかけで【ハンドメイドネット販売体験談】⑭
2018/06/02
ハンドメイドのネット販売をしたい人、ネット販売をしようか迷っている人、好きなハンドメイドをいつかお仕事にしたい人に、先輩作家さんがハンドメイドのネット販売の経験を教えてくれました。今回教えてくれたのは40代でハンドメイド販売歴3年のOさん。それではOさんのエピソードへどうぞ。
手芸用品店で働いていたことがきっかけに
当時は、手芸用品店で働いており作品見本やサンプルなどを展示する為に作っていましたが展示品を販売する事は許されておらずお客様より「これを売って欲しい」「同じものを作って欲しい」などと声をかけられる事が増えていてもしかしたら商売になるのではないか?と考えるようになりました。趣味として作成しているものも自宅に保存しているだけでは勿体ないかなという思いもありました。手芸用品店の収入だけでは物足りない事もあり副業として考えていました。
委託販売もしたかったけれど・・・オークションサイトからスタート
ハンドメイド品を売るサイトはたくさんあり、皆さんの作品はプロ級の腕前で自分の作品は恥ずかしくて売れないと感じてしまいました。委託販売も考えましたが、納品する場所が近くになく断念しました。それで、もともと購入用に登録していたモバオクと楽天オークションで販売する事にしました。
ヘアアクセサリーをメインにさまざまなテイストのもの制作
私の作っていた作品の多くはヘアアクセサリーです。子供用と大人用を作っていました。またジャンルも広く和装に使えるものからガーリーなもの、エスニックファッションに使えるものなどがメインでした。他にはリメイクした洋服や手編みのバック、帽子、小物入れ、ブレスレットなどの小物がメインですが、人気のあったものは和装用の髪飾りとエスニックファッションや民族系のファッションに似合うヘアアクセサリーです。自分も同じものを使っていたので、自分が欲しいものをイメージして出品していました。
初めてのお客様がリピーターにリクエストも受け付けていくようになった
初めて売れた時は、やっぱり嬉しかったです。初めてのお客さんは数点まとめて購入してくれたので、感謝の気持ちを込めてお手紙と粗品(サンプルで作成したもの)を同封しました。後日、御礼と感想のメールが届きました。その後、そのお客さんはリピーターになって下さり何度も買って頂きました。リクエストオーダーを始めるきっかけになったお客さんでもありました。良いところだけではなく、縫製が甘いものなどを指摘して下さったりいろいろと勉強になりました。
私自身は東日本大震災をきっかけに販売を止めてしまいました。趣味をしている場合ではなかったので仕方なく閉鎖しました。それでも、ネット販売をお勧めする理由はあります。私がやっていて一番楽しかったのは「自分の作品を欲しい、買いたい」と思ってくれる人がたくさんいてくれる事でした。リクエストオーダーが入ると作るのも楽しかったですし、買った人が使っている画像を添付したメールを送ってくれたり、個人的にお互いの作った物を贈り合ったりと、顔が見えなくても楽しい売買ができました。仕事をしながらでも販売できるのもメリットだと思います。私は毎月おこずかい程度の収入になっていました。儲けを重視するなら販売価格を変えればいいだけですが、私は少しの儲けでいいので同じ趣味の人と繋がりたいという気持ちの方が大きかったので安値での販売を続けましたが。自分の重きをどこに置くかで売り方も変わると思います。
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